こんにちは。
発酵学研究者が語る健康とエビデンス管理人の勝瀬です。
今回はなぜビールはペットボトルではなく瓶で売られているのか、
なぜ瓶でないといけないのかという事をご説明します。
ペットボトルは隙間だらけ?
あなたはペットボトルが空気を通すという事を知っていましたか?
ペットボトルの材料は PET(ポリエチレンテレフタレート)というものです。
この物質は長い鎖の様な構造をしています。
この鎖状の PET が絡まり合い、ペットボトルの形となっています。
イメージとしてはペットボトルが洋服、PET が糸の様なものです。
ですので、拡大していくととても小さな隙間が無数に開いています。
ただ、隙間といっても水も通れない様なごくわずかな隙間です。
ペットボトルが水を通してしまったら困りますもんね。
ではこの隙間はどの様な時に困るのでしょうか?
ペットボトルの隙間はビールの天敵?
ペットボトルの隙間、これがビールがペットボトルで販売されない一番の理由です。
水分を通さないペットボトルの隙間ですが、ごくわずかに炭酸等は通過してしまうんです。
あなたは瓶のコーラを飲んだ際に炭酸が強いと感じた事はありませんか?
ビール会社は炭酸がわずかに抜けてしまう事により味が変わってしまうのを避ける為に
ビールのペットボトル販売をしていないんです。
ただ、世界にはビールのペットボトル販売をしている国もあるそうです。
是非旅行の際にでも出会ったら購入してみてください。
ちなみに日本でも昔はビールがペットボトルで売られていたそうです。
ただ、現在は大手ビール会社による競争が激化しており、
味での勝負による部分が大きい為にペットボトル販売はやっていないんですね。
以上、今回はなぜビールはペットボトルで販売していないのか、という豆知識をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
是非お酒の席ででも周りの方にお話ししてみてください。
では健康で明るい毎日をお過ごしください。