こんにちは。
発酵学研究者が語る健康とエビデンス管理人の勝瀬です。
今回は糀菌の絵本についてです。
是非お子さんと一緒に読んで糀菌の勉強をしてみてください。
こうじ菌 (菌の絵本)~こうじについて勉強出来るだけでなく自由研究にもおすすめ!~
こちらの本はこうじ菌のくらしぶりや、和食との関わり、こうじを自分でつくる方法、他の菌と連携しながらうまみや香りを生み出す様子など を分かりやすくまとめています。
また、東京大学の北垣先生という方が監修しており、内容も安心です。
北垣先生はこの本の他にもいくつか絵本の監修をしている為、とても分かりやすい内容となっています。
私も自宅に置いてあり、友人の子供向けにお勧めしています。
甘酒や味噌の作り方などに関しても詳しく載っている為、夏休みの自由研究に一緒に作ってみる。というのにも良いのではないでしょうか?

子供の夏休みの理科実験に使おうと思い発酵や麹の実験をわかりやすく書いてある本を探していて見つけました。甘酒や味噌の作り方など写真もきれいでとてもわかりやすかったです。かわいいイラストも豊富で親子で楽しめました。
ふしぎなカビ オリゼー 千年の物語 和食をささえる微生物~こうじ菌の歴史を勉強しよう!~
こちらの本は絵本ではないかもしれませんがお勧めの一冊です。
簡単な漢字が読めるようになってきた小学校中学年ぐらいの子供向けでしょうか。
日本の和食の歴史とこうじ菌の歴史について分かりやすくまとめています。
お醤油屋さんが醤油を造っている際の写真なども載っており、お子さんにそういった事に興味を持ってもらいたい際にも良いかもしれません。
私達が何気なく使っている調味料等がどの様に出来ているのか、その素晴らしさを子供たちに伝えませんか?

表紙のイラスト、「あの漫画でみた」と思う人もいるかも。お酒やみそ・しょうゆ作りに欠かせない「あの」生き物です。千年に近い年月、日本人の食生活を支えてきた菌たち。その深く「染み込んだ」世界をとても分かりやすく紹介してくれる読み物でした。
東北の震災で倒壊した醤油の蔵。新潟の火災で焼けてしまった酒造店。それでも「昔からの味」を取り戻す力になったのは特徴的な麹菌が「もやし屋」に保存されていたから。蔵に残っていたものから他にはない菌を分離して増やすことができたから。最新技術にもつながる日本の古い伝統技術。時間のつながりを感じさせる話でもありました。
こうじ菌に関する本でおすすめできそうなものはこの2冊ほどしか見つかりませんでしたが、子供に興味を持ってもらうにはとても良い本だと思います。
是非お子さんと一緒に読んで発酵の楽しさを共有してみてください。