健康科学

年間約2キロ!?体内に取り込まれるマイクロプラスチックの脅威とは?

スポンサーリンク
健康科学

こんにちは。発酵学研究者が語る健康とエビデンス管理人の勝瀬です。
あなたはマイクロプラスチックというものについてご存じですか?
近年マイクロプラスチックが及ぼす健康や環境への影響について話題になっています。
なんと年間で約合計2キロのマイクロプラスチックを私たちは取り込んでいるというのです。
今回の記事ではマイクロプラスチックとはなにか。という点からどうして問題なのかまで説明していきたいと思います。

・マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチックとは簡単に言うと大きさが5mm以下の小さなプラスチックの破片です。
捨てたプラスチックゴミなどが雨風や日光などの影響でばらばらになり、マイクロプラスチックとなるのです。

例えばプラスチックで出来た洗濯ばさみやハンガーなどですが使用していると段々と弱くなり、ポキッと折れてしまう事はありませんか?
これと同じことが何度も繰り返されることで段々と小さなプラスチックのかけらとなり、マイクロプラスチックの原因になるのです。
このごくごく小さなプラスチックの欠片ですが、私達は気づかない間に身体の中に取り込んでしまっています。

・気づかない間に大量のマイクロプラスチックを取り込んでいる!?

地域差はありますが、私達は一週間で約5グラムのマイクロプラスチックを取り込んでいるという報告がカナダの研究チームによりされました。

5gというとクレジットカード一枚分、年間にすると1.825キログラムで、約2Lペットボトル一本分のマイクロプラスチックを取り込んでいるという事になります。
取り込んだ後に排出されている為体重などの変化はありませんが大変恐ろしい事です。

東京湾で釣ったカタクチイワシの消化管を調べたところ8割からマイクロプラスチックが見つかったという報告があります。
それだけでなくミネラルウォーターに大量のマイクロプラスチックが含まれているという報告や、紅茶のティーバッグからお湯の中へ100億以上のマイクロプラスチックが流出していたとの報告もあります。
また、飲食物だけでなく大気中にも大量のマイクロプラスチックが存在するという報告があります。

ではそんなマイクロプラスチックですがどの様な危険があるのでしょうか?

※追記

日本のミネラルウォーターからはマイクロプラスチックは検出されておらず、安全では?と言う御指摘をいただきましたが、輸入飲料水大手のネスレのものから検出されている他、日本のミネラルウォーターは検査されていないだけで安全とは言えないと言う実情があります。

また、マイクロプラスチックの流入はペットボトルの蓋等からの可能性が高いとされている為日本のミネラルウォーターも果たして安全なのかは疑問です。

・マイクロプラスチックはなぜ危険?

マイクロプラスチックが体内に入ると生殖関連に異常が出るという研究もありますがまだまだ根拠も弱く、汗をかく事で問題物質が排出され、影響がなくなるといった報告もある為これは問題ではありません。

WHOという世界を代表する保健機関もマイクロプラスチックの体内への流入は問題ないとしています。

しかし、マイクロプラスチックの恐ろしさはそこではないのです。
みなさんは道端のプラスチックごみを見た際に何かに気が付きませんか?
ひどく汚れていますよね。

マイクロプラスチックも同じで、マイクロプラスチックが体内に入るとマイクロプラスチックに付着している汚染物質が体内に入る危険性があります。
この蓄積により身体に悪影響が出る恐れがあるのです。

特に先ほどのカタクチイワシといった小魚に蓄積した汚染物質は食物連鎖により他の生物へとどんどん蓄積していきます。
一概には言えませんが、カタクチイワシに10という量の汚染物質が蓄積していたとしたらそれを10匹食べた生物には100という量の汚染物質が蓄積することになるのです。
では私達はマイクロプラスチックを取り込まない為にどの様な事をしたら良いのでしょうか?

・マイクロプラスチック対策、私達に出来る事

マイクロプラスチックを取り込まない為にはいくつか出来る事があります。

一つ目は魚等の消化管は食べないようにすることです。
独特な苦みが好きで食べているという方もいるかもしれませんがなるべく控えるようにしましょう。

二つ目は飲料水などは必ず浄水器を通すようにするという事です。
最近の浄水器の性能は素晴らしく、マイクロプラスチックを除去出来るものもあります。
特に私のお勧めはドイツのブリタというメーカーのものです。

ブリタさんはプラスチック問題にいち早く着目しており、マイボトル型浄水器の発売なども行っています。
水筒に注いだ水が飲む際にろ過されて出てくるという優れもので、ゴミになるペットボトルの削減にもつながります。
災害時への備えとしてもとてもおすすめです。

ちなみに私は家ではブリタさんの浄水ポットを使っています。
水道に装着するタイプの浄水器だと取り替えのタイミングが分からないのですがブリタさんのポットだと取り替えのタイミングがとても分かりやすいんですよね。

ミネラルウォーターにさえマイクロプラスチックが大量に入っているとなると他のペットボトル飲料にはどれだけのマイクロプラスチックが入っているか想像もつきませんからね…。

対策三つ目はプラスチックごみを減らすことです。
まるで当たり前のことを言っているようですが、これがとても大事なことです。

買い物の際にレジ袋をもらわない、ペットボトル飲料を控える、様々な方法でプラスチックごみは減らすことが出来ます。

難しい事かもしれませんが是非お願いいたします。
私達だけでなく未来の子供たちの健康も関わってきます。

以上、マイクロプラスチックについてでした。
マイクロプラスチック対策はちょっと大変すぎるよという方もいらっしゃるかもしれませんが、考えてみてください、病気は最も無駄な買い物です。

しっかりと対策すれば病気を避けられたのにも関わらず、病気になり何百万円ものお金をかけて病気を治す、とても無駄だと思いませんか?
健康で明るい毎日を送る為にも小さな事からでも始める事をお勧めします。

参考文献

Microplastic pollution, a threat to marine ecosystem and human health: a short review.

Worldwide distribution and abundance of microplastic: How dire is the situation?

Toward the Development and Application of an Environmental Risk Assessment Framework for Microplastic.

タイトルとURLをコピーしました